北栄営農センターは、北栄町全域をエリア受け持つ営農センターです。北栄町は鳥取県のほぼ中央部に位置し、日本海を北に東西約12.5kmを底辺として、南北約9.5kmを頂点とした三角状を形成しています。なだらかな丘陵地帯には約750haの広大な黒ボク畑が広がり、北の海岸線沿いには約630haの砂丘地、平野部には1,000haの水田地帯があり、バランスのとれた農業が展開されています。秀峰・大山のふもとに広がる黒ぼく大地、広大な日本海に面して広がる砂丘畑地帯など、特色のある地形をエリアに持つ、名前のとおり北栄町一円の営農活動を支援する拠点となっています。

 北栄営農センターは、北栄町妻波の大栄西瓜選果場内にあり、隣接して資材センター、西瓜をカットした形の屋根が特徴的な情報センターがあります。また、北栄町弓原には北条資材センターもあり広域的に農家組合員の営農のお手伝いをしています。

大栄西瓜選果場情報センター資材課

 センターの体制については、指導課、販売課、水田営農対策課、資材課があり、他の営農センターと違って指導と販売を分離し、より専門的な指導体制を組んでいます。

まず販売課では“大栄西瓜”をはじめ、ぶどう、梨、柿、特産品の砂丘らっきょう、砂丘ながいも、ブロッコリー、ほうれん草、とまと、花のストック等多彩な品目の販売を手がけています。特に平成5年のダムの通水以降はハウスが積極的に導入されて施設野菜の栽培が盛んになっています。

平成19年は、”大栄西瓜”は大栄地域にすいかが栽培されて100年の節目でもあり、“大栄西瓜”100年記念事業と銘打って実行委員会を設置し生産者、行政、JAが一丸となっていろいろな取組をしました。「ずっと ギュッと “大栄西瓜”」これまでの100年とこれからもずっと、という思いをこめて全国に向け、発信しています。
 また、平成21年は北条地域にぶどうが栽培されはじめて100年の節目となり、大栄西瓜と同様、実行委員会を設置し生産者、行政、JAが一丸となって北条砂丘ぶどうのさらなる発展を目指します。

指導課では、品目別課題を点検・整理して栽培指導を行っていますが、若い職員も多いこともあって日々勉強の毎日。生産組織の指導部、生産農家と一緒になって新規品目、新品種の試験などいろんな問題に取り組んでいます。特にすいかの着果安定、空洞果対策、長芋の腐敗対策、ねばりっこの増反、白ねぎの新品種の取組に力を入れていきたいと考えています。また、土壌分析は、随時行っていますので気軽に持込をしてください。

 水田営農対策課では、大灘カントリーエレベーター、北条ライスセンター、水稲育苗(北条、大栄)など共同利用施設を担当しており、特に現在は集落営農組織の育成支援に力を入れております。管内では、県内の他町村に比べいち早く水田の省力化、生産コストの削減を図るため北条・大栄地域の大区画水田等が整備され、経理の一元化により、より効率的な生産組織運営をしています。

 資材課では大栄、北条地域にセンターを設置し、組合員の方の生産活動に必要な各資材を円滑に供給しています。さらに、環境保全対策のため、廃棄ビニールのリサイクル、使用期限の過ぎた農薬などの回収も行っていますのでお気軽にご相談ください。

 これからも、北栄営農センター職員一丸となって営農指導、販売、生産資材供給などを通じて、組合員の方へ儲かる農業のお手伝いをしていきます。お気軽にご相談、ご利用下さい。

北栄営農センターは現在桜が満開です。(平成21年4月9日現在)        (平成22年4月8日現在)

(平成23年4月15日現在)                 (平成25年4月4日現在)
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