古事記に残された大陸回帰の指令

7、再度挑戦!・・・『まだバレていない』

 第2次大戦で無条件降伏という状況に陥り、『明治維新』以後邁進してきた唐王朝・藤原氏による『唐王朝再興』などといった時代錯誤もはなはだしい妄動は、破綻いたしました。しかし、彼らは、戦後処理の中で、『国体護持』と称して、彼らの大陸回帰の象徴である『天皇制』を何としても残そうとしました。そして、現憲法のように『国民統合の象徴』といった形ではありますが、残されました。
 しかし、それは、彼らにとっての『天皇制』ではありません。そもそも『天皇』は、唐王朝・藤原氏のシンボルであり、倭人を強力に支配できる絶対的権力者であってこそ、その背後で支配力を行使できます。『まあ、天皇制が廃止されるよりはましだろう』ということで、彼らにしてみれば『押し付けられた』としか考えていない現憲法下で彼らは『耐えて』いたようですが、その忍耐ももう限界とばかりに、明治憲法下への回帰が急速に進められています。
 そして、再度、大陸侵略へ向かおうと画策しています。大戦後、多くの人々は戦争に対して数々の『反省』をされたことでしょう。そして、その戦争の『手先』とされ、『騙されていた』と自責の念にかられた人々もあったことでしょう。
 しかし、誰が、誰を、どのように騙していたのかは明らかになっていません。つまり、唐・藤原氏による大陸回帰と『唐王朝再興』のために利用されていたことに気づいた人はありませんでした。
 1300年にわたって、延々とこの列島の人々は偽りの歴史によって『騙されて』きていたのですから、無理もないことでもあります。この列島の人々は、まだ『騙されたまま』の状況だとも言えるのです。
 ですから、唐・藤原氏の勢力は、まだ自分たちの目論見は露呈していないと考えているようです。そして、今、彼らは、その無謀な企てに再度挑戦しようとしています。強力な軍事力を持つ米軍の戦力を『助っ人』として『次は失敗しないぞ』と、その準備工作を着々と進めています。米軍への『思いやり予算』やあるいは基地移転を理由に何兆円もの税金を湯水のごとく投入するのも、その『用心棒代』といったところでしょう。彼らは、軍事力でもその口実においても、日本だけで大陸侵略ができるなどと考えてはいないでしょう。米軍があってこそ可能になる構想です。それゆえに、米軍が居なくなって困るのは唐・藤原氏の方です。したがって、アメリカの言いなりになりながら、一方では、何とか米軍が大陸で戦闘を始めてくれることすら願っているのかもしれません。
 つまり、朝鮮戦争の時のように米軍が戦争を引き起こしてくれれば、その混乱に乗じて大陸へ侵攻できるという、李淵以来受け継がれ、この列島が征服された時や明治以降でも試され済みの彼らの常套手段です。
 しかし、彼らは、決してそういった目論見を口にすることはありません。何故ならば、古事記に決して口にしてはならないといったことが盛り込まれているからです。
 古事記に出てくる、因幡の白兎のお話は、よく知られています。島に流された白兎が、サメを騙して対岸に渡ろうとするものです。そして、目指す陸地にまでもう一歩のところで、サメを騙していたことを口にしてしまいます。そのため、白兎は並んでいた最後のサメに酷い目に遭わされます。白は、皇帝の色でもあり、また、兎の音は、唐にもつながります。つまり、この列島に流れてきた唐王朝が、再び大陸に戻るためにこの列島の人々を騙して利用したとしても、決してその本心は口にしてはならないといった『口止め』のお話だと、彼らの立場から読めばそういった戒めの話だということになります。
 しかし、このような認識にない人が読んでも、ただの昔話か御伽噺としか読めません。
 極めて、巧妙に作られています。    


                       


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